囲炉裏を設置したリフォームで後悔?メリットとデメリットを解説!
2022/02/08
囲炉裏を設置したリフォームで後悔?メリットとデメリットを解説!
囲炉裏を設置したリフォームで後悔?メリットとデメリットを解説!
日本の古き良き文化である古民家には、風情ある囲炉裏がとても似合い、レトロな感じや暖かそうな印象などで憧れる方も多いでしょう。
しかし、囲炉裏は憧れや好きだけでは後悔してしまうこともあります。
今回は、後悔しない囲炉裏リフォームのために、メリット・デメリットをふまえて解説していきます。
囲炉裏のメリットについて
囲炉裏には古い歴史があり、人間が竪穴式住居に住む時代から住宅のなかにあるものでした。
役割としては、暗い時間帯での照明、調理の火、暖をとるなどでした。
そして、薪を燃やして出たススは、住宅の建材に付着し、防虫・防腐効果を発揮していたため、さまざまな役割を担っていました。
囲炉裏には、灰が敷き詰められており、断熱の効果や串刺しの食物を刺すなどの役割があります。
この灰に描く模様は「灰ならし」と言われ、お客様をおもてなしする日本の文化と言われています。
また、囲炉裏では調理ができるため、友人や家族などと食卓を囲むときに、みんなで調理を楽しむことができ、囲炉裏の遠赤外線効果は食べ物を美味しく調理するため、贅沢なごちそうを調理することができます。
最近では、鍋や串焼きなどだけでなく、プチBBQができることからも人気があるようです。
囲炉裏のデメリットについて
見た目も暖かそうで、風情があることから住宅のなかに欲しいと考える方が多いでしょう。
しかし、デメリットもあります。
昔の住宅は、風が吹けば家のなかにも風が吹くほど隙間があったため、囲炉裏を置いても換気面で問題はありませんでした。
しかし、今の住宅は気密性が非常に良いため、換気システムがしっかりしていないと一酸化中毒となり、命の危険性があります。
また、燃料となる薪や木炭の調達も考えなければなりません。
薪は、春から夏にかけて木を切り、乾燥させておかなければ、囲炉裏を使う時期に使えません。
そして、薪を乾燥しながら保管できる、最低でも4畳半分ほどのスペースが必要となります。
木炭を使うことで煙を抑えられますが、木炭の単価が安すぎるものだと、臭いや煙が出て、室内で燃やすのは厳しいでしょう。
そのため、調達単価が高くなってしまう傾向にあります。
炭の種類の中では、火持ちが良く、煙も臭いも少ない備長炭がオススメです。
もし、暖をとるためだけに使用するのは、おすすめできません。
囲炉裏の暖かさだけでは、足りない可能性があり、他の暖房器具の方が断然に良いです。
このようなことをふまえて、自分の住宅に合った囲炉裏を検討していきましょう。
設置する際は、換気システムを通常より重点をおき検討してください。