壁紙を珪藻土へリフォームで後悔?メリットデメリットを解説!
2022/02/04
壁紙を珪藻土へリフォームで後悔?メリットデメリットを解説!
壁紙を珪藻土へリフォームで後悔?メリットデメリットを解説!
珪藻土の壁はナチュラルテイストの住宅やおしゃれな内装として演出するだけでなく、機能性にも優れていることから注目を集めています。
今回は、珪藻土の壁にリフォームするメリット・デメリットを解説していきます。
珪藻土のメリットとは
珪藻土のつくりとして多孔質なので、湿気の吸収と放出ができ、呼吸する壁と言われています。
珪藻土の壁にしておくと、室内を40〜60%の湿度に保ち、調湿してくれるというのが1番のメリットです。
それにともない脱臭・消臭作用があります。
臭いの元は、湿気に溶け込み一緒に吸われていくので消臭されます。
珪藻土が呼吸する壁なので、臭いが溶けた湿気を放出することになりますが、放出速度が遅いため臭いは気になりません。
昔から七輪や耐火レンガに使われていることでわかるように火に強いです。約1,250度の熱で固体が液体に溶け始めます。
珪藻土に顔料を混ぜ合わせることで、さまざまな色の珪藻土ができます。
そのためカラーバリエーションが豊富な素材となります。
珪藻土のデメリットとは
珪藻土のつなぎ材が合成樹脂の場合、珪藻土の特徴である多孔部分に蓋をしてしまうことになり、調湿効果がかなり下がってしまうという失敗談があります。
きちんと調湿効果を発揮させるためにも、自然素材のつなぎ材なのかどうか、全体の容量に対して50%以上の珪藻土が入っているものなのか確認するとこういった後悔につながりません。
また、珪藻土の特徴のひとつに「湿度を吸収する」とありますが、水分を吸収するということにもなるため、醤油やコーヒーなど色の濃い液体が付いたとき、これを吸収してしまうとシミになりやすいといえます。
他にも、自然素材な塗り壁の珪藻土ですが、擦ると粉っぽいものが付着してしまいます。
そして、表面に凸凹が生まれるため、ホコリなどの汚れがつきやすくなっています。
そのため、表面がツルツルした仕上げになる珪藻土を選ぶとデメリットを回避することができます。
珪藻土リフォームは、工程として壁紙の上からでも施工できますが、こういったメリット・デメリットがあることをふまえて、珪藻土リフォームをしてください。